資源化物のゆくえ

空き缶

空き缶のゆくえ

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リサイクルによる省エネ効果

アルミ缶についていえば、アルミニウムの原料であるボーキサイトから、新しくアルミニウムを精錬するよりも、使用済みのアルミニウムを溶かして再利用する方が、より少ないエネルギー(※1)で、新しいアルミ缶を製造することができます。
スチール缶についても同様で、リサイクル原料を使って作られた場合の方がエネルギーは削減されます(※2)。空き缶のリサイクルは省エネにもつながっています。

※1 電力量に換算すると約60億kwhの節約になり、日本の全世帯数(約5000万世帯)の概ね12日分の使用電力量に相当します。
アルミ缶リサイクル協会ホームページより)
※2 愛知県名古屋市にほぼ匹敵する約90万世帯分の年間電力使用量を省エネできたことになります。
スチール缶リサイクル協会ホームページより

スチール缶のフタにアルミが使われているけど…?
飲料用のスチール缶には、フタの部分がアルミで出来ているものがあります。スチール缶とアルミ缶のリサイクル工程は違うものなので、リサイクルのときに問題があるのでは?と思われる方もいるかもしれません。
しかし実際は、リサイクルするのに問題はありません。アルミニウムよりも鉄の比重が大きいために、溶解したときに鉄とアルミニウムを分離させることができるのです。
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